Bohemian Rhapsody
クイーンの音楽は全く好きではないし思い入れも一切無かったからこの作品も興味無かったんですけど、あまりに評判が良いのと、友人からも「映画として素晴らしい。Queen好きじゃなくても観たほうが良い」と太鼓判だったので駆け込みで観に行ってきました。
僕はクイーンの事は全く知らないけれど、フレディがゲイだったりエイズが死因だって事くらいは知っている。それが、あんなにも薄っぺらい台詞や演出で作品に落とし込まれていて全く心に響かなかった。(先日ムーンライトというLGBTの大傑作をを観たばかりなのでタイミングも悪かった)
フレディは恋人たちのどこに惹かれたのか?そんな肝心な部分も全く伝わらなかった。
彼の孤独感を過剰に強調するのは映画的に理解できるが、それは皆同じことである。そもそもフレディのような生き方だったら随分人生に恵まれていると思うが。
最後20分のLIVE AIDのライブ映像だって、YouTubeでCGを使っていない本物の映像を見た方がよっぽど興奮するし伝わるものがあるのではないだろうか。
ちょうど、先ほどご来店いただいていたお客様がおっしゃってましたけど、「凄く少年漫画的な映画で良かった」と言っていた。この表現は確かに。ただ僕は、今の気分じゃありませんでした。
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆(3/10)
ただ、前半のフレディが短髪になる前の70年代のシーンは観ていて良かったです。ファッションと髪型が。
僕は音楽映画だったら、それこそ最近ブログに書いた「黙ってピアノを弾いてくれ」や「はじまりのうた」、「シングストリート」、「あの頃ペニー・レインと」とかの方がずっと好きです。
コメント
コメントを投稿