ファッションと映画の関係(+音楽編) #18 "SOMEWHERE"



SOMEWHERE (2010)


これも大好きな作品で。ソフィア・コッポラ2010年の作品。
その土地や気候に合う服、そして髪型って必ず存在するんです。僕がそういったものを映画館で改めて学んだ作品でもありました。
SOMEWHEREに登場する肩の力の抜けたリラックスしたファッションは、太陽の光が降り注ぎ乾いた西海岸の空気にピッタリと合っています。
この雰囲気を淡い色彩とピッタリの音楽に合わせて見事に映像で表現したソフィア・コッポラのセンスは本当にお洒落です。
特に当時11歳のエル・ファニングが着こなすリラックスしたファッションとヘアスタイルは大人の女性が見ても大いに参考になるでしょう。こういった地域へ旅行へ行く予定のある方なんかも今作を見て参考にしてみてはいかがでしょうか。






ハリウッド映画のスター、ジョニー・マルコは、ロサンゼルスの高級ホテル“シャトー・マーモント”で生活している。パーティに明け暮れ、フェラーリを乗り回す彼の暮らしは、見た目は華やかだが、中身はどうしようもなく空虚である。
ある日、前妻から娘のクレオを一日預かってほしいと連絡を受ける。久々に会った思春期の娘をフィギュアスケートの練習場に送ってやり、ぎこちないながらも父親として接する。クレオとの一日は瞬く間に過ぎ、新作映画の取材、共演女優との情事、映画の撮影準備といった元の喧騒の日々に戻ることとなる。
そんな中、突然クレオが一人で、ジョニーの部屋にやってくる。母親がしばらく家を空けるのでサマーキャンプに行くまでの間、部屋に泊めてほしいというのだ。“シャトー”での父娘の暮らしは穏やかに過ぎていく。プールで泳ぎ、TVゲームではしゃぎ、一緒に食事をしながら他愛ない会話を交わす。 ジョニーは、クレオと過ごす日々の中で、いつのまにか忘れていた何かを取り戻しつつあった。しかし、クレオがキャンプに出発するまでの時間は少なくなっていく・・・












ソフィア・コッポラの作品の音楽はどれもセンスの良いカッコイイものばかりなんですけど、何と今作品はサウンドトラックが未発売だと言うことなので、Spotiflyに自分で作ってみました。Spotifly上に劇中で使用されていた17曲中10曲しかなかったので完璧ではないのですが、全て劇中の登場曲順に作りました。映画をご覧になった後や今作のファンの方は是非聴いてみてください。






■連載■映画とファッションの関係

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