映画とファッションの関係 # 6-ティファニーで朝食を-

ティファニーで朝食を(1961年)


 ファッションとして映画を見る場合、原点であり最高峰の作品のひとつ。
何の装飾もないミニマルな身体のラインが綺麗に出るノースリーブのワンピースをまとったオードリーの美しさと言ったら。首もとのジュエリーと頭に乗ったティアラ、真っ赤な口紅、さらにこの時代では異例だった短い前髪が非常に映えて見える着こなしであり、オードリーならではの強いオリジナリティを生み出しています。
こういったシンプルなブラックドレスは日本人の女性も似合うデザインですので、ドレスを着るシーンなどでは是非参考にされてみてはいかがでしょうか。

さらにこの作品の特徴は、登場する富裕層の男性陣とは一線を画すジュージ・ペパードのアイビーな着こなしでしょう。ナロータイ、ヘリンボーンのジャケットの着方など男性にとっても勉強になる部分が多い作品のはずです。

2018年の現代においても、全く色褪せることのないヘアメイクとファッション。本当に良いものは決して古くならないと言うことを、僕はオードリーやバルドーの映画作品から学んできました。
是非、大人の女性と男性はこの作品を見てファッションの参考にしてみてください!












































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