世界の宗教建築 #1
グルントヴィークス教会(Grundtvigs Kirke)/ デンマーク
北欧デンマークの首都・コペンハーゲンにある、表現主義様式という建築スタイルで建てられた教会。デンマークの哲学者Nikolaj Frederik Severin Grundtvigにちなんで名づけられた。
グルントヴィークス教会の設計者は、1913年のコンペで優勝したデンマークの著名な建築家P.V.イェンセン・クリント(P.V.Jensen Klint)。デンマークモダン・デザインの父とも称され、後に日本でも人気の高い独創的なシェイプのランプシェードなどを生み出したアーティストでもある。
画家としても多くの作品を残しているイェンセン・クリントは、50歳を過ぎてから建築を学びはじめたアーティストで、バルト諸国に見られる煉瓦造りの構造を熱心に研究し、コペンハーゲンの伝統的な建築物を参考に、階段状の切妻をもつ建物など独創的な作品を多く設計した。グルントヴィークス教会はそんなイェンセン・クリントの設計した代表的な作品となっている。
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