オリガ・モリソヴナの反語法


米原万里さんのこの本、あまりに面白すぎた。60年代チェコ・プラハの、天才的かつユニークな舞踊教師の話。
その破天荒な魅力で生徒たちに鮮烈な印象を残す舞踊教師オリガ・モリソヴナ。彼女の謎に満ちた過去を辿っていくうちに、スターリン独裁下のロシアの悲惨な歴史が見えてくる。強制収容所といえばまずナチス・ドイツが思い浮かぶと思いますけど、この本には同時代のロシアでも負けず劣らず凄惨な状況があったことが描かれており、読めばロシア史への関心が深まること必須。読み始めたら止まらなくなるので注意してください。本当に良書でした。



オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
米原 万里
集英社
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しかし今年も面白い本に色々と出会いましたね~。いずれブログにも書く予定でしたけど、特に物理学者であるニコラ・テスラの本は驚愕の連続でした。

すでに年末に向けて仕事もめちゃんこ忙しいんですけど、まだまだ年末までに読みたい本が漫画も含めて沢山あるので楽しみですね。



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