FRUiTS休刊


スマホの普及で今は雑誌を買ってまでスナップを見る時代ではないと思うんです。本屋すら行かない人も多いと思います。だから休刊は仕方がないと思うんです。
ただ青木編集長がおっしゃる「お洒落な人が撮れなくなった」これには色々と思うことがありました。
自分の体感だと少なくとも2008年以降、どんどん東京のストリートの若者の勢いが下降してきている気がします。確かに個性を出すのが流行の時代ではないです。
ただ今までも様々なトレンドがありましたけど、そのどの時代においても流行とは別に最先端をいっていたり自己表現をファッションでしている若者はいました。
それを見て、そこまでファッションに関心のない人も「あそこまでやっていいんだ」と気持ちを高めたり、新しい装いにチャレンジする楽しさを分かち合っている感じが絶対あったと思うんです。
自分の学生時代なんかもそうでしたけど、かつては若い子の友達関係の重要な要素としてファッションがありました。それが今は、そうじゃなくなってきたということなんでしょう。
ブランドも雑誌もどんどん終わっていく。自分が変わっていく事を恐れず成長しなければ安定も横ばいも無い。自分を売らないと代わりはいくらでもいる。自分の代わりはいない。サロンも。人も。




ファッション誌「フルーツ(FRUiTS)」が、2016年12月23日に発売した233号をもって月刊発行を終了した。

コメント