Mari Katayama in Aichi Triennale 2013





あいちトリエンナーレ2013、納屋橋会場で展示している片山真理の展示が本当にカッコ良かったので必見だと思います。(写真がないので、是非会場へ行ってみて下さい)
彼女は先天的な病気で9歳の頃両足を切断しているんだけど、その後の自分と世界との関わりを、子供の頃から日常生活の中で作品の制作しはじめ、日々の生活自体がナチュラルにクリエイティブに消化されていてそれがカッコ良かった。
展示作品の中に壁一面に大量の瓶が陳列してあるスペースがあって(とても中身の配色が綺麗)それは、その日に彼女が摂取した食事や身に着けたアクセサリーをごちゃ混ぜにして入れて油漬けにして密閉保存した、彼女にとっての日記代わりの作品なんだけど、それもとても美しかった。
芸術とは、彼女にとっての生きる為の手段でもあるけれど、それを感じさせない、日々の生活、生い立ち、人生が、作為的でなくナチュラルに作品になっていて、なのにそのどれもが力強く、表現者としての凄味と重みが感じられる展示だった。






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