西岡常一


今だからこそ読み直したい名書。故・西岡さんは法隆寺・薬師寺の再建を果たした昭和最後の宮大工といわれる超一流の棟梁です。NHKでも放送された人なので建築関係者でなくても知っている人も多いかも。この本も有名です。
語られるのは、木を通した人間論であり、人生論であり、学校や家庭内での子供への教育論でもあり、人材への指導論・育成論でもあり、会社の経営論にまで置き換えることのできる素晴らしい内容。そういった意味では、魯山人の名書「料理王国」にも通じるものがあると思います。本物を極めた男の語る言葉には重みがある。
今日読んでいたのですが、背筋が伸びる思いになります。


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